アビームコンサルティング 本間充さんとキャナルベンチャーズ(CVL)
保科がパワーブレックファストでスタートアップや技術の未来について語りました。
数学を大学で専攻したという共通点がある二人。長年コンピュータにたずさわっていたこともあり、ITの歴史から最先端技術まで、幅広い話題で盛り上がりました。
本間さんのキャリアのスタートは花王の研究所。フロッピーディスクなどの研究を担当した後、マーケティングの部署でCMづくりからWebマーケティングなどに関わり、スタートアップの支援もします。現在はアビームコンサルティング他、数社に籍をおいてデジタルマーケティングや新規事業のコンサルティングをするとともに、東京大学で数学を教えています。
会話のスタートは、本間さんが3月に訪問したサウス・バイ・サウスウエスト。スタートアップの登竜門的なイメージから様変わりし、マイクロソフトなどの新規事業がピッチイベントに登壇していました。内部からデジタルトランスフォーメーションをおこそうとしているのだろうと本間さん。
日本のスタートアップに関する二人の共通認識は、幅が広がってきていること。BtoC だけでなくBtoBのスタートアップが増えており、年齢層も30代以上が出てきています。企業に勤めて社会経験を積んだ層が、企業の課題を見出し、解決するサービスを生み出しているのです。
また課題として出たのが「人の流動性」。スタートアップ経営者の出身企業は、特定の会社に偏ります。もっといろいろな会社から起業家が出てきた
り、企業間を行き来するようになると、より厚みが増していくだろうと二人で語りました。
血液検査が物理的な移動を必要せず、血液を染み込ませたシートをスマホで撮影して送信すれば済む時代にきています。iPhoneが登場して約10年。そのスマホさえも10年後には無いかもしれません。様々な分野のデジタルトランスフォーメーションについて会話が盛り上がる朝食になりました。
(アビームコンサルティング 本間 充・キャナルベンチャーズ 保科剛 Tsuyoshi Hoshina)