研究者と大学院生が紡いだ宇宙への夢~ElevationSpace(前編)
宇宙工学では日本でも1、2を争う東北大学で、1人の大学院生と1人の研究者が宇宙への夢で共鳴し、ベンチャー企業を立ち上げました。東北大学の大学院生だった小林稜平さんと准教授の桒原聡文さんは、2021年に小型人工衛星の大気圏再突入・回収技術を核とした株式会社ElevationSpaceを設立し、2025年の技術実証機打ち上げを目指しています。
宇宙建築に出会い「人生が変わった」
ElevationSpace の創業者であり代表取締役CEO の小林稜平さんは1997 年に秋田県で生まれました。両親ともに会社員である家庭で成長し、少年期には宇宙に関心を持っていたわけでも、起業家になろうという考え...