AI顔診断を入り口に情報提供やECでの商品販売を行うアプリmira(ミラ)では、リアル店舗との連動やアプリが蓄積したデータの法人向けに提供などにも取り組んでいます。ユーザーにより便利に使ってもらうための今後の施策についてKINDLER 代表取締役CEOの門脇明日香さんに伺いました。

ネットでの購入を後押しするアプリデータ活用

現時点での収益モデルは広告がメインで、それ以外はユーザーがECで商品を購入した際の手数料収入です。それからAIの自動診断より詳しい診断を希望する人向けに、より丁寧な相談をチャットで有償提供しています。

miraは、顔診断をしてからお勧めされた商品を自社ECで購入する導線設計をしています。通常ECでは実際に自分に似合うかわからなくて購入するまでに至らないケースや、高額で実際に身に着けてみないと決断できないというケースが多く見られます。どちらの場合も自分に合っているという納得感が必要なので、その部分を補うコンテンツを拡充することで商品購入を後押しするようにしています。顔診断で4タイプに分類したあと、同じ顔タイプのインフルエンサーがどんな着こなしをしてどんなコスメを購入しているかを記事化して、そこからECへつなげています。

最近では法人向けにmiraが収集したデータの提供も行っています。診断機能があるので見た目がどういう人か、普段のメイク、元の顔立ちの分類はどこで洋服とのコーデはこんな感じという情報を把握しているのがmiraの強みです。またユーザーがECでどの商品を閲覧して、結果的にどの商品を購入したのかというログ情報を蓄積しています。それらの情報を組み合わせて分析することで商品開発や改善ができるので、企業のデジタルマーケティングに生かしてもらっています。

店舗とコラボしてリアルとつながる導線を強化

私たちは「誰もが、美しく豊かなライフスタイルを」送れるようにしたい、というミッションを掲げています。自分に似合うものを知りたいと思う10代、20代の女性はもちろん、仕事や子育てで忙しく、外出するのが難しい女性にも便利に使ってもらいファッションやメイクを楽しんでもらいたい、さらに今まで決断が難しかったECでの商品購入もmiraがサポートしたいと思っています。

取り組みの一つとして、よりリアルに近い体験を提供するためにスマホカメラを通して顔にメイクを重ねることができるAR(拡張現実)のシミュレーターを開発しているところです。またリアル店舗との連動も考えていて、大手ショップやコスメメーカーなどと一緒にアプリをインストールしたタブレットを店頭に設置する取り組みも進めています。アプリのログと店舗の行動履歴を紐づけられればより詳しいデータの蓄積になります。店舗が混雑してスタッフが対応できないときに、アプリが代わりに接客をしてくれて、お勧め商品を提案してくれるようになるのが理想です。

リアル店舗側の戦略も変わってきていて、オンラインとの連動は不可欠になってきています。すべて店舗で販売するのではなく、店舗では実際に足を運ばなくてはできない採寸のみを行い、商品選択や購入はECに任せたり、サブスクリプションモデルに変わったりしてきています。miraはアプリ完結型のサービスですが、リアル店舗での情報と連動することによる相乗効果を生み出すことを目指しています。

画像: mira(ミラ) youtu.be

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