学生時代に起業し、ソニー、楽天で電子書籍事業やシリコンバレーでの新規事業開発等を手掛けたのち、住宅という新たなジャンルで再び起業したHOMMA,Inc. Founder & CEOの本間毅さん。日本とアメリカの住宅事情の違いやミレニアル世代をターゲットにしてビジネスを展開する理由を聞きました。

日本式のコンパクトでモダンな住宅をアメリカ市場へ

HOMMAは、日本の高品質でデザイン性の高い住宅の考え方を基に最先端のテクノロジーを付加してアメリカで販売する事業を展開していきます。アメリカの住宅市場は日本とは異なり、新築比率は1割程度でほとんどを中古住宅が占めています。中古住宅は建築当時のデザインのままで、来客用のダイニングルームや収納がない部屋など現在のライフスタイルには合わない間取りがそのまま使われていることも少なくありません。また新築住宅の場合は郊外に広い敷地の土地を購入して家を建てるのが一般的で、若い世代にとっては価格的にも縁遠いものです。

HOMMAが提案するのは、都心に近く利便性が高い土地を入手して、日本式のコンパクトな都市型住宅を建てて販売するモデルです。日本の建築技法は工業化が進み効率化されていて、狭い日本の土地事情に合わせて広く感じる間取りや無駄のない収納を設計しています。

一方、アメリカでは業者がすべてを現地で建てる在来工法が主流でコストも期間もかかります。HOMMAは、工場でキッチンやキャビネットのパーツを組み立てて現地でセットするモジュール工法で短期間・低コストを目指し、株式会社サンワカンパニー、パナソニック株式会社 ライフソリューションズ社などの大手住宅メーカーと提携してキャビネットやキッチン、ドア、洗面台など日本製品を取り寄せて住宅に導入していきます。

テクノロジーで住宅にイノベーションを

スマートロック、スマートライトなどのスマート家電はビルトインにし、住宅を購入した人が、後からデバイスを購入して設置しなくても、入居したときに専用アプリですべて設定できている状態にします。家が人の状況や環境を判断して自動的に家電を操作してくれる状態が理想です。

例えば、持ち主が帰宅して玄関のドアを開けると自動的に家の電気が点灯する。これを実現するためにはIoTで家中の電気のスイッチをネットワークで接続してセンサーと連動して操作できるようにする必要があります。新築であれば設計段階から家のことがわかるので、組み込み前提で設計できます。見栄えがいい上、一つのアプリで制御できるというメリットがあります。

デザインや機能面の付加価値だけでなく、住宅をコンパクトにすることでコストを抑え、若い世代も買いやすい価格設定にすることで、2000年代に成人したミレニアル世代で、テック企業に勤めている人を主なターゲットにします。これからアメリカのマーケットを担っていくミレニアル世代にとって魅力的な住宅を提供することで市場を創出していきたいと本間さんは語ります。

HOMMA

画像: HOMMA ZERO introduction (full) www.youtube.com

HOMMA ZERO introduction (full)

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