グローバルSCMサービス「Zenport」は、海外調達、海外生産、海外販売などグローバルサプライチェーンに携わる各プレイヤーのデータを「共通言語」でつなげることで、見える化と管理コストの劇的な改善を実現しています。代表の太田文行さんにその設計思想と今後の展望を伺いました。

アジャイルなシステム構築の時代

現在、「Zenport」は輸出入に関わる多種多様な業種の商社やメーカーなど約100社に利用されています。企業規模も問わずに利用されていますが、特に大規模な基幹システムを持つ企業や複数の基幹システムを持つ大企業に適しています。

現代は目まぐるしい変化が続くため、大規模なシステムを一度に導入しても、すぐに時代の変化に対応できなくなります。アジャイルにシステムを連携させ、時代に即した体制を取ることが現実的です。安価で柔軟なデータ連携は、今後、当たり前のものになると太田さんは考えています。「俊敏さが求められるグローバルサプライチェーンの領域で、そこで必須であるデータ連携をテクノロジーの力で民主化していきたい」と太田さんはいいます。

Zenportの長期的な目標は、グローバルサプライチェーンにおけるグローバルなプラットフォーマーになることです。グローバルな大手基幹システム企業もそのポジションを狙ってくるでしょう。しかし、貿易に携わるプレイヤー各社の基幹システムとそれぞれ柔軟に連携させる必要があり、その点においてZenportのプラットフォームの方が時代に即した現実的な選択肢といえるでしょう。

画像: アジャイルなシステム構築の時代

分断化された世界をSCMからつなげたい

太田さんが注目しているのは、イーロン・マスク氏が率いるSpaceXの宇宙ロケット事業です。マスク氏は、ロケット打ち上げのコストのうち、機体の開発が占めるコストが多いことに着目し、これまで 一度きりの使い捨てだったロケット機体を再利用できるようにしました。これにより、機体の開発期間を短縮し、宇宙へ行くコストを劇的に下げ、多くの企業が宇宙に進出し、今まで取り組めていなかったような実験やプロジェクトが実現できるようになりました。

Zenportの最も重要な機能の一つはデータ連携です。太田さんも、この再利用可能な形に着目し、ある企業がデータ連携する際に一つのプラットフォームを通じて他の多くの企業とつながり、それをネットワーク状に広げていくことで「分断しない世界をつくりたい」と考えています。一つのプラットフォームをほぼ無限の数の連携に使うことで、圧倒的なコストメリットでデータ連携を実現し、クライアントが市場の変化や自社戦略の方向転換に柔軟に対応できるよう支援します。

今後ますます多元化し、新しい経済や集団が勃興してくる中で、データ連携のコストを劇的に下げることで、「分断された世界」をサプライチェーンを通じてつなぎたいと太田さんは考えています。経済安全保障や資源の争奪戦などの懸念はありますが、例えば中国の自動車メーカーがメキシコで生産してアメリカで販売するなど、グローバルサプライチェーンの事例は増え続けています。多極化・多元化した世界をサプライチェーンマネジメントの側面から有機的に結びつけることで、新しいイノベーションが生まれることを、太田さんと考えています。

持続可能なサプライチェーンマネジメントの実現

コロナ後の生産調整や需要予測の困難さが顕在化し、過剰在庫が増加しています。しかし、Zenportは未着品の納期や数量をリアルタイムで可視化し、需要予測や在庫最適化に貢献しています。これにより、コロナ後の世界で求められるスピーディで柔軟な生産調整が可能になります。

これからは、ますますコンパクトでスピーディな生産調整が必要とされる持続可能なサプライチェーンマネジメントが不可欠と考えられます。コロナ禍を経て、需要、供給、輸送の状況が変化し、将来も予測できない事態が発生する可能性があります。しかし、企業が大規模になるほど、従来のシステム連携のやり方では変革や戦略方針の変更に対応するために膨大な時間とコストがかかってしまいます。AIによる予測は非常に有用ですが、それも最終的には予測でしかなく現実と乖離がないケースはまれです。したがいそこに現実に対応する行為は常に必要です。そのような課題に対して、Zenportを活用することで、コストを抑え、俊敏かつ柔軟に対応できます。

Zenportの最終ゴールは、革新的な視点と技術を通じて、多様な人々が互いを生かし協業する、やりがいと生きがいに満ちた世界を創ることです。その手段として、異なる立場やバックグラウンドを持つ人々が交流するための共通言語であるプラットフォームを構築しています。

Zenportでは、「データ・人・経済をつなぎ、持続可能で協力的な世界を。」をパーパスに掲げています。太田さんは「データ連携を通じて、グローバルサプライチェーンを通じて分断しない世界を作っていきたい、国境を超えた世界の人々が協業して持続可能な姿で豊かになっていく世界を創りたい」という熱い想いを抱いています。

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