リファラル採用の市場を切り開いてきた株式会社リフカムは、全員参加型リファラル採用プラットフォーム「Refcome Teams」を提供するとともに、会社に入り込んでの支援を強化しています。代表取締役の清水巧さんに、現状の課題と今後の展望を伺いました。

全員参加型リファラル採用プラットフォーム「Refcome Teams」

「採用を仲間集めに。」をミッションとするリフカムは、2016年にリファラル採用を活性化するクラウドサービス「Refcome(リフカム)」の提供を開始し、さまざまな雇用形態や幅広い業種で活用してもらえるサービスへと成長させてきました。

「Refcome」は、リファラル採用を活性化するための施策設計から、運用・効果測定をシンプルに仕組み化するクラウドサービスです。人事にも社員にもわかりやすい紹介フローを基本機能とし、さらに社員が自分の友達を「タレントプール」という人材採用データベースに保管する機能もあります。

導入企業が増える中で、スタートアップでは紹介の数を増やしたいというニーズがありました。そこで、2019年にはスタートアップに特化した、全員参加型リファラル採用を支えるプラットフォーム「Refcome Teams(リフカムチームズ)」の提供を開始しました。

リファラル採用では、候補者ごとの丁寧な関係づくりが不可欠です。タレントプールの運用はシステムだけで簡単にできるものではなくて、例えばメモリーパレスという手法で、優秀とか気が合うとか、ピンポイントの質問に対して出てきた方をリストアップします。次に候補者を振り分けてアクション設定をします。その結果として面接等に進んでもらうのか、あるいは4カ月後にもう一度声かけするのか、といったことをぐるぐる回していきます。

リファラル採用はスタートアップが取り組む手法と考えられていましたが、今では大手企業も積極的に導入しています。「Refcome Teams」も当初はスタートアップに特化したサービスでしたが、タレントプールの運用はカスタマーサクセス、お客様に入り込んでの支援とセットであると効率よく機能することがわかりました。今後はSaaSの提供だけではなくて、多くの企業にとっても利用できるサービスに磨き上げていきたいと考えています。

社内向けの採用広報を継続して、リファラル採用の活性化につなげる

事前準備では制度の設計、例えばインセンティブや会食費用を出すかどうかなど、制度の構築から入ります。さらには人材紹介エージェントに提供している求人情報を社員にもわかりやすいようにリライトしたり、社員への説明会の準備や、なぜリファラルをやるのか、こんなポジションがあってこんな人を紹介してほしいなどを資料化します。新入社員に対する社員研修の一環として使えるような資料にしたりとか、社内の制度に組み込んでいく準備をします。

リファラル採用は、社員が紹介したくなる会社づくりや施策をすればうまくいきます。外面を良くすることから、内面を良くするように人事の考え方も変わっていきます。また、社員は自分の友達を会社に呼んでくるので、会社をより良くしなければいけないという当事者意識が芽生えます。

「われわれのサービスは、IT、製造業、小売業、スタートアップに至るまで累計880社の幅広い業種で導入されています。去年1年間のリファラル決定はアルバイトも含めて990人ですが、ここを10倍にして、リファラルで1万人採用決定を出すサービスになることを目指しています。」と清水さんは語ります。採用なら求人媒体やエージェントではなく、まずは社員にお願いしようとか、自分たちで協力して仲間を集めようと考えてもらいたい。それこそが、「採用を仲間集めに。」が実現された世界なのです。

This article is a sponsored article by
''.