「HADO」は既存のフィジカルスポーツと最新のAR技術を組み合わせた「テクノスポーツ」として世界39カ国、延べ350万人にプレイされています。ユニークな開発経緯や新時代のスポーツとしての可能性について、株式会社meleap(メリープ)代表取締役の福田浩士さんとCOOの冨田由紀治さんに話を伺いました。

世界39カ国でプレイされている新時代のARスポーツ「HADO」

「HADO(ハドー)」は、ヘッドマウントディスプレイとアームセンサーを装着したプレイヤーが、AR(拡張現実)技術で表示するエナジーボールというエネルギー弾を打ち合う新時代のスポーツです。80秒間の制限時間内で、最大3対3のチームが獲得した点数を競います。

コンピューターゲームを競技化したeスポーツとは違い、試合は競技場で実際に体を動かして行うのが特徴です。基本はシンプルなルールですが、勝利するためにはプレイヤー同士の連携や4つあるパラメーターのカスタマイズなど戦略性が求められ、攻撃重視、防御重視など、チームごとに無数の戦術が展開できるのが魅力です。2016年にリリース後、スポーツとゲームの両面を備えたコンテンツとして国内外でプレイされています。

画像: 世界39カ国でプレイされている新時代のARスポーツ「HADO」

競技人口は累計350万人。ゲームをプレイできる施設は国内13カ所、グローバルでは39カ国、109カ所の施設が稼働しています(国内施設数含む)。地域はアジアが最も多く43カ所、次いでヨーロッパが40カ所、その他にアフリカや中東にも施設があります。毎年12月には日本で世界大会を開催、2019年大会では9カ国の代表が世界中から集まりました。新型コロナウイルス感染症の影響で2020年は開催中止したものの、2021年にはイスタンブールでヨーロッパカップを開催して14カ国が参加しました。

さらにグローバル旗艦店「HADO ARENA お台場店」を2022年4月1日(金)よりソフトオープンし、4月24日(日)にグランドオープンしました。

「かめはめ波を出したい」という気持ちが原点

meleapの創業は2014年。福田さんは、「この会社のコアは、かめはめ波(『ドラゴンボール』に登場する技)を出したいという気持ち」だと言います。子どものころに誰もが少なからず夢見た「かめはめ波を打ちたい」「魔法を使いたい」という思いを実現する手段として、福田さんはARやVR(仮想現実)を使った身体性の拡張を模索してきました。

2014年は、アップルがApple Watchを発表した年で、各メーカーがスマートウォッチ開発に乗り出し、ウェアラブル端末に注目が集まった時期でした。海外でGoogle Glassが一般発売され、VRヘッドセットメーカーのオキュラスが開発キット「DK2」を発表、フェイスブック(現メタ)に買収されたのも同じ年です。福田さんはテクノロジーの潮流を踏まえてAR技術を活用すれば身体の拡張を実現できると思い立ち、2014年1月に起業しました。

魔法への憧れを実現することは、世界中の人が共感してくれる

ハウステンボス向けのアトラクション開発を経て、最初に一般向けにリリースしたのはバーチャルモンスターと戦うコンテンツでした。それを原型として対人型スポーツとしてブラッシュアップし、HADOとしてリリースしたのが2016年のことです。リリース直後はハードウェアやARエンジンのスペックが低く精度も上がりませんでしたが、現在は圧倒的に技術が向上し、非常に高い精度やクオリティが実現しています。

福田さんは、「マンガやアニメに出てくる魔法のような世界への憧れは、万国共通だと思います。その夢をHADOという形で叶えることは、世界中の人が共感してくれると信じています」と思いを語りました。

画像: HADOのルール www.youtube.com

HADOのルール

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