1回の出張手配にかかる時間は30分~1時間、その時間をシステムで効率化して生産性を高めるのがクラウド出張手配・管理サービス「AI Travel」です。運営する株式会社AIトラベル 代表取締役の村田佑介さんに、「出張」に特化した理由やサービス開発の経緯を伺いました。

ユーザー向け出張手配サービスから企業向けに転換

AI TravelはAIを活用したクラウド出張手配の予約・管理サービスです。楽天出身のメンバーで2014年に創業し、2015年から現在のサービスを始めました。

村田さんは楽天で人事職を経験した後、エンジニアとして勤務して、社内の業務改善や作業自動化などに携わっていました。当時、自分自身が出張して経費精算を行うときに、システムの操作性や事後作業の煩雑さに課題感がありました。起業するにあたり、既にバックオフィス系のクラウドサービスはいくつかありましたが、出張に特化した圧倒的なサービスが不在であることから出張を便利にするクラウドサービスを提供して担当者の手間を最小限にしようと考えました。

当初はBtoCモデルで、出張する側に向けた予約サービスを開発しました。目的地までのルートや宿泊先を提案し、ホテルや新幹線の予約を同一サイト上から行えるなど、出張時のさまざまな手続きや取捨選択の手間をなくして一括で検索し予約できる機能を提供していました。

しかし、個人より企業向けのバックオフィス業務の効率化に対するニーズが高いと感じ、2017年からは管理画面上で社内の出張状況が把握できるようにした法人向けサービスの提供を開始しました。

システムで手間を効率化し、生産性向上を支援する

AI Travelは月額課金モデルで、月額のシステム利用料と出張の手配数に応じた料金体系になっています。導入企業は200社以上、利用ユーザーも1万名を超えています。導入する目的は、経費精算業務をできるだけ減らしたいというニーズのほか、出張の立て替えそのものをやめたいというニーズがあります。出張者が立て替える代わりにAI Travelが支払い、月末締めで企業に一括請求する仕組みです。また、出張申請機能や旅費規定チェック、安全配慮義務など内部統制を重視して導入する企業もあります。

導入企業は数万人規模の企業から数十人規模の中小企業まで規模はさまざまです。毎月50万円以上出張費が発生する企業であれば規模にかかわらず導入効果を期待できます。

出張する担当者にとっては、優秀な秘書がついているようなものです。出張の要件を入力するだけでAIが交通機関やホテルを比較し、最適なものを提案してくれ、1タップで予約を完了できます。従来であれば、ルート検索ツールで目的地までの行き方を検索し、ホテル予約サイトで宿泊手配をし、鉄道会社や航空会社など、さまざまなサイトから新幹線や飛行機のチケットを予約する必要がありました。複数のサイトを横断するので比較検討する手間や、検索するうえで日時や目的地などの情報を何度も入力する必要もあります。AI Travelはそのような出張時における手配担当や出張者の手間を軽減することができます。

画像: 出張手配・管理サービス(BTM)AI Travelサービス紹介 www.youtube.com

出張手配・管理サービス(BTM)AI Travelサービス紹介

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