「トークングラフマーケティング」がネットや雑誌でも取り上げられるようになりましたが、その言葉の生みの親こそがSUSHI TOP MARKETING株式会社CEOで創業者の徳永大輔さんです。徳永さんはNFT(非代替性トークン)所有者の特性に合わせた全く新しいマーケティング手法を提唱しています。

「文化とITを掛け合わせたビジネスがしたい」

大学卒業後、出版社に入社した徳永さんは、広告営業に配属されます。もともとは編集希望でしたが、読者と広告主という2つの顧客を結びつける雑誌広告の営業自体はとても楽しく、次第に広告の世界に魅せられていきます。

しかし、アドテクノロジーの進展とともに雑誌広告は激減し、その一方で友人たちがブロガーとして広告収入を得ている現状を見て、個人事業主として、ネット広告のフィールドに移ることを決意します。また副業でインプレスグループの編集プロダクションで働き、仮想通貨のビジネス書をプロデュースします。その後、SEOメディアの事業会社を立ち上げ、一定の成果を上げますが、「再現性の高い(=真似されやすい)ビジネスは激しい競争にさらされる」という危機感を抱くようになりました。

大学時代は日本文学を専攻しながら、iPhoneのアプリを制作するなどの経験をもつ徳永さんは、文化とITを掛け合わせたビジネスを行いたいという思いがありました。「ビジネスは仕入れて売るか、作って売るかの2つしかない。自分は作って売ること、究極的には『文化』を作ることをやっていきたい」という大きなビジョンもありました。

そこで、他では真似できないオリジナルなビジネスモデルを模索し始め、当時黎明期だったNFTをマーケティングの分野で活用するアイデアにたどり着きます。そして、2021年10月、SUSHI TOP MARKETING株式会社を設立しました。

トークングラフマーケティングという新手法

従来のデジタルマーケティングにおいて、ターゲットにアプローチする手法は、インタレストグラフマーケティングとソーシャルグラフマーケティングの2つが主流です。前者は「何を検索したか」「訪問したページは何か」のインタレストグラフによって、後者はSNSで「誰とつながっているのか」「どのコミュニティに所属しているのか」のソーシャルグラフによって、その人の属性を割り出して、ターゲット広告を配信する手法です。

しかし、これらの手法では、ブラウザでどんな種類のCookieが使われているか個人にはわからず、プライバシーや情報操作などの倫理的な問題が発生する可能性があります。また、企業と個人の間には情報格差があります。これに対して、徳永さんが提唱する「トークングラフマーケティング」は、Cookieのかわりに、ユーザーが保有するトークン(NFTや仮想通貨などの暗号資産)からその人の属性や趣味趣向を推測し、関心のあるNFTを送るまったく新しいマーケティング手法です。

NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)とは、デジタルデータにシリアルナンバーを付与することで、それが唯一無二の価値であることを証明する技術です。アドレスこそ匿名ではあるもののどんなNFTを所有しているかがわかるため、例えばバスケットボールのNFTをたくさん持っているアドレスにNBAのデジタルデータを提供することで、プレミアムなインセンティブを提供することができます。

従来の手法と比べて個人のプライバシー保護を向上させ、より効果的でエンゲージメントの高いマーケティングが可能になります。

NFTをマーケティングに生かすことの独自性

デジタルデータでありながらも改ざんやコピーができない一点ものを作ることが可能なNFTは、投機目的のほかにはNFTアートとして知られるアーティストの作品の売買などで注目されました。NFTが登場した当初は、例えばNFTアート作品のマーケットプレイスを提供し、アーティストに利益を還元するプラットフォームを作るベンチャー企業が相次いで立ち上がりました。

その中でNFTをマーケティング分野に生かそうという発想自体、同社はアウトサイダーとも言えました。あるベンチャーキャピタルからの「社名に『マーケティング』を入れるとテクノロジー企業と思われなくて企業価値が下がるから入れないほうが良い」との反対も押し切って社名をSUSHI TOP MARKETINGとしました。これは、NFTをマーケティングに応用することに独自性があり、パイオニアであり、ブルーオーシャンで競争できるという考え方に基づきます。

ちなみに社名の「TOP」はNFT領域のグローバルプレイヤーである「NBA Top Shot」から、そして「SUSHI」は寿司職人の技術をNFT化した作品「SUSHI TOP SHOT」をプロデュースしたことに由来します。寿司屋におけるNFT配布キャンペーンを契機に、より簡単なNFTの配布方法を模索し始めたのが、創業のきっかけとなりました。

※今回SUSHI TOP MARKETHING様のご好意で記事を読んだ方にNFTを配布してくださいます。前後編でそれぞれ別のNFTをご用意します。
なお、配布数はそれぞれ100枚、配布期限は3/31となります。

(後編へ続く)

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