

キャナルベンチャーズ株式会社は2025年10月30日、ベルサール半蔵門にて、VCとCVC・事業会社が一堂に会するイベント「THE CHAIN」を開催しました。本イベントは、2025年3月の初開催に続く第2回の開催です。「挑戦が、挑戦を、つむぐ社会。」というビジョンのもと、スタートアップ・エコシステムを支える有力VC各社が登壇し、それぞれの挑戦や展望を共有しました。
2回目となる「THE CHAIN」~未来を切り拓く挑戦を共有
「THE CHAIN」は、キャナルベンチャーズが掲げるビジョン「挑戦が、挑戦を、つむぐ社会。」を体現するミートアップイベントです。VC、CVC、事業会社がそれぞれの立場を超えて“CHAIN(連鎖)”し、スタートアップ・エコシステムの情報流動性を高め、さらに前進し、加速し、盛り上がることを目指すものです。
CVCや事業会社にとっては、VCが持つ投資知見や市場の最新動向を学び、オープンイノベーションの可能性を探る貴重な機会となりました。一方、VCにとっては、自社の投資先とシナジーを生み出すパートナーとの出会いが期待される場でもあります。
今回の第2回開催では、国内外のVC12社がピッチに登壇し、第1回で登壇したVC含めたVC12社がゲストとして参加となり、さらにCVC・事業会社94社、約230名が集う大規模な交流の場となりました。

「一歩、踏み出す。」「挑戦が、挑戦を、つむぐ社会。」
キャナルベンチャーズ株式会社代表取締役の松岡亮介は、開催の挨拶で「20」と「94」の数字をチェーンで結んだプレゼン資料を示しながら、VC20社とCVC・事業会社94社による新たな化学反応に期待していると表明しました。さらに、これからの4時間のピッチとその後の大交流会を通じて、日頃思っていることをぶつけて、ここから大きなイノベーションを生み出してほしいと呼び掛けました。
キャナルベンチャーズが掲げるミッション「一歩、踏み出す。」は、どんな制限や困難が立ちはだかろうとも、不確かさや失敗を恐れず変革に挑み続けることを意味します。その意志こそが、新たな成長とイノベーションの原動力です。また、「挑戦が、挑戦を、つむぐ社会。」というビジョンのもと、今回の「THE CHAIN」を開催しています。キャナルベンチャーズは、挑戦が称賛される社会の実現を目指している、と挨拶を述べました。

パネルディスカッションとVCピッチ
イベントの前半ではパネルディスカッション、後半ではVC各社によるピッチが行われました。
パネルディスカッションでは、「VCとの連携によるCVC・事業会社 イノベーションへの挑戦」をテーマに、各登壇者が多角的な視点から示唆に富む意見を交わしました。
続くVCピッチでは、有力VC各社が4つのブロックに分かれて登壇し、それぞれの投資戦略やスタートアップ支援のビジョンについてピッチを行いました。参加者にとっては、貴重な学びとネットワークを築く機会となりました。
パネルディスカッション「VCとの連携によるCVC・事業会社 イノベーションへの挑戦」
- NTTドコモ・ベンチャーズ 代表取締役CEO & CCO 笹原優子さん
- オリエンタルランド・イノベーションズ 代表取締役社長 豊福力也さん
- キャナルベンチャーズ 代表取締役 松岡亮介


VC各社によるピッチ(各社5分)
ブロック1
- New Commerce Ventures 代表パートナー 松山馨太さん
- Theta Times Ventures General Partner 北尾崇さん
- Red Capital 代表取締役マネージングパートナー 井上智子さん
- UntroD Capital Japan 代表取締役社長 永田暁彦さん
ブロック2
- GREE LP Fund Founding Partner キム ヨンロックさん
- B Venture Capital General Partner 中山充さん
- Hike Ventures General Partner 庄子尚宏さん
- DNX Ventures Managing Partner 前田浩伸さん
ブロック3
- ANRI Managing Director 毛利寛人さん
- ALPHA General Partner 田中正人さん
- XTech Ventures アソシエイトパートナー 藤本崇さん
- ANOBAKA 代表取締役社長 長野泰和さん

約230名が集う活気あふれるイベント
参加VCの紹介の後に、イベントの締めくくりとして、参加者同士が交流を深める交流会が開催されました。

まず、本イベントに賛同し、会場の提供など多大なご協力をいただいた共催の住友不動産株式会社 ビル事業本部 グロースサポート事業部長 藤島正織様よりご挨拶をいただきました。続いて、キャナルベンチャーズの親会社であるBIPROGY株式会社代表取締役社長CEO齊藤昇による乾杯の発声とともに、和やかな雰囲気の中、交流会がスタートしました。
交流会では、VC、CVC、事業会社の垣根を越えた活発なネットワーキングが展開され、投資先の紹介や今後の協業についての議論が各所で交わされました。新たなビジネスの可能性を探る場として、参加者の皆さんが積極的に交流を深めました。最後に、NIPPONEXPRESSホールディングス株式会社 コーポレートベンチャリング部長 青浩司様からの中締めの挨拶で締めくくられました。
CVC・事業会社、行政機関の方々など、計94社・団体、約230名の方にお集まりいただき、パネルディスカッションやVC12社のピッチ、交流会まで、とても活気にあふれたイベントとなりました。
新たなCHAINが生まれ、各社の挑戦が、次の挑戦をつむぐ場となったことを確信しています。


