フィジカルスポーツと最新のAR技術を組み合わせた「HADO」は、5年間で順調に競技人口を増やしながらも、コロナ禍で店舗閉鎖や世界大会の中止などを余儀なくされました。そんな中で新たに注力しているのが観戦事業です。株式会社meleap 代表取締役の福田浩士さんとCOOの冨田由紀治さんに、HADOが目指す将来展開について伺いました。

次の一手としてアイドル、ファンを巻き込む観戦事業に注力

meleapでは一般プレイヤーがプレイして楽しむ場を提供する施設運営と、タレントがプレイする様子を視聴し、応援して楽しむ観戦事業の2つを軸に展開しています。現時点ではHADOの認知、ファンを増やすために観戦事業に注力しており、2021年にはタレントマネジメントを手掛けるホリプロと資本業務提携を締結し、アイドルがプレイする試合(アイドルウォーズ)をファンが応援する、新しいスタイルによる観戦体験の拡大を目指しています。

観戦事業の構想自体は新型コロナウイルス感染症の拡大前からありましたが、非常事態宣言下での店舗閉鎖、それに伴うプレイヤーの試合機会減少といった逆風が立ち上げの契機となりました。オンラインでも多くの人が楽しめる手段としての観戦事業に目を向けた際に、福田さんが注目したのがアイドルです。ライブやイベントの中止など、ファンと対面で交流する機会が減少しているアイドルと、アイドルの活動を見て応援したいファン、そして多くのファンを巻き込みたいHADOはニーズが合致すると判断し、アイドルが試合する観戦事業へ注力する決断をしました。

観戦事業を盛り上げる施策として、応援されればされるほど強くなる仕組みも導入しました。ファンの数や投げ銭という形の応援に比例してプレイヤーが強くなることで、有名人やインフルエンサーがトッププレイヤーとして参加できるのがポイントです。これによりプレイヤー育成に時間がかかるという従来のプロスポーツが抱えていた課題を解決し、スポーツ観戦ビジネスをスピーディーに拡大できるようになりました。さらにアイドルの新たなマネタイズ手段という観点でもアイドルウォーズは評価されています。

観戦→プレイ→配信のサイクルを回して「世界最大のスポーツ競技を作りたい」

HADOの将来について、福田さんは、「やるからには世界最大のスポーツ競技を作りたい」と夢を語ります。そのためにはプロリーグ創設や熱狂的なファンの創出、競技場の拡充が必要です。2022年4月には、東京・お台場に一般プレイヤーが利用するコートだけでなくスクールやプロ向け観戦会場を併設した直営店舗をオープンしました。定期的にアイドルウォーズを開催できる環境が整ったことで、さらなる観戦人口の拡大を目指します。

「まずは世界中が憧れるスターが生まれるといいなと思います。観戦者は選手の活躍を見て生きる希望を持ってくれたり、明日が楽しいとポジティブに感じてもらえたりするようになると、僕らとしてもやりがいがあります。」

さらに観戦事業の拡大により、観戦者が自分でHADOをプレイするようになり、そこから一部のプレイヤーがスクールに入りプロ選手として活躍していく。さらにプロ選手の一部がコミュニティーを作り自ら配信事業を手掛けるというプラスのスパイラルを生み出したいと考えています。

福田さんは、「僕たちは、HADOを新しいテクノロジーを使ったスポーツとしてテクノスポーツと名付けました。ARを活用し、リアルな場をベースに身体的な表現や面白さを追求していくことで、アナログスポーツ、モータースポーツに次ぐ第3のスポーツになると思っています。」と抱負を語ってくれました。

画像: HADOのルール www.youtube.com

HADOのルール

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