「採用を仲間集めに。」をミッションとする株式会社リフカムは、リファラル採用によって、採用のミスマッチや労働環境の改善などの解決に取り組んでいます。代表取締役の清水巧さんに、創業時から少しずつ変化してきたサービスのかたちと、スタートアップに特化したリファラル採用サービス開発の経緯を伺いました。

採用はバックオフィスから、事業開発になった

自分自身の課題解決を事業にしたいと考えた清水さんは、創業メンバー集めに困っていた自身の経験から、スタートアップの創業メンバー獲得に特化した採用サービス事業を2014年に立ち上げました。その後、事業転換を経て、2016年にリファラル採用を活性化させるサービス「Refcome(リフカム)」を新たに開始しました。

海外ではコネ採用はコネクティングリクルーティング、リファラル採用はリファラルリクルーティングと区別されています。コネ採用は、採用条件に合ってなくても、偉い人の紹介なので採らざるを得ません。それに対して、リファラル採用は推薦や紹介なので、いわゆる“イケてる人”を社員に紹介してもらうイメージです。サービス提供当初はリファラル採用という言葉が日本ではまだ知られていなかったので、まずコネ採用との違いを理解してもらう必要がありました。

さらに労働人口が減少する中で、求人数は増えていますが、採用手法は人材紹介と求人広告という従来のままでした。人材紹介のフィーは35%と高く、求人広告は広告費用を払って掲載しても応募者に会えないという状況にあります。

以前まで、採用はバックオフィスと位置づけられていましたが、今や採用は事業開発と考えられています。事業開発における一番素晴らしい状態は、お客さんがお客さんを呼んできてくれる状態だと思っています。集客のコストが減って、満足度も高い、結果として固定客となってくれます。これが採用でいうリファラルで、会社側から見ると、優秀な社員からの紹介なのでいい人材を採用でき、離職率が低いというメリットがあります。一方、就職する側にとっても、求人媒体やエージェントを通じて、給料が良くて働きやすい職場と聞いていたのに、入社してみたら全然違ったというリスクがなく、ミスマッチが防げます。

リファラル採用を簡単にする「Refcome」から、スタートアップに特化した「Refcome Teams」へ発展

リファラル採用をやりたくても、制度を作るのが大変とか、社員が友だちを紹介する手間が面倒と思われますが、「Refcome」なら募集要項を周知するための作業が簡単にでき、社員から友人に簡単にスカウトを送れます。ただし、リファラル採用制度ができても、社員が紹介したいような会社でないと意味がありません。そこで、社員がどれだけ自分の会社を紹介したい状況にあるかを可視化するサービス「RefcomeEngage(リフカムエンゲージ)」の2つを軸に展開してきました。

導入企業が増える中で、大きい会社の場合はリファラル採用にかかる手間を省く価値は大きい一方で、小さい会社では、手間を省くよりも紹介の数を増やしたいというニーズがありました。つまり、規模によって課題が違うため、スタートアップでも紹介が増えるような新たなサービス「Refcome Teams(リフカムチームズ)」をリリースしました。

「Refcome」は転職を考えている人に対してFacebookやLINEを使って友人にスカウトを送りますが、「Refcome Teams」は転職を考えていない人も対象としていますし、アクションを行います。

また、優秀な人材ほど求人媒体や転職エージェントといった既存の転職市場には出てきません。スタートアップでは費用面からもこうした採用手法に頼るだけではなく、社員の人脈を生かしたリファラル採用が重要になります。「Refcome Teams」なら、全員参加型リファラル採用を支えるプラットフォームによって、優秀な人材をチームで集めることができます。

This article is a sponsored article by
''.