「世界中で毎月1億人に使われるサービスを提供すること」を掲げる株式会社ゆめみは、サービスの進化と広がりを支えるために1000人体制も目指します。代表取締役の片岡俊行さんに「アジャイル組織宣言」の真意とユニークな制度について伺いました。

「アジャイル組織宣言」で何が変わったか

2014年から「B and BtoC」事業に特化して、デジタルメディアに関連した支援事業を行っています。継続的にサービスを進化させていくために、「Grow with YUMEMI」をコンセプトに、顧客企業の組織変革にもつながるような価値提供ができるように、ゆめみ自身も変革を行っていきます。

アクティブユーザー数1億人を実現するには、1000人くらいのメンバーが必要ですが、1000人体制になっても硬直化しない柔軟な組織でい続けられるにはどうしたらいいか。そこで、2018年10月1日に「アジャイル組織宣言」を行い、全員CEO制度、有給取り放題制度、給与の自己決定制度などを導入しました。

丸投げで仕事を委託されても、本当にいいものはできません。顧客企業と一緒に成長していくことが必要で、そのためには大きく組織変革しないと、大手IT企業には勝てません。海外の大手IT企業に対抗していくには、デジタルトランスフォーメーションして、デジタルカンパニーに変わっていかないといけないという危機感があります。

顧客企業とともに継続的にサービスを進化させていくには、5年、10年単位の長いお付き合いになります。そういう中で、組織変革の一助になれるように、単なるサービスの成長だけでなく、ゆめみを使って企業も成長できるようにしたい。成長するには組織が変わっていかないといけないので、まずは、ゆめみ自身が先頭を切って組織変革をしようと考えたのです。

自社の組織改革から、顧客企業の変革支援にまでつなげたい

アジャイル組織とは、階層型のトップダウンではなく、インターネット的な組織で、それぞれが自己決定して自己完結していく。それが有機的に連携するネットワーク型組織ですが、ある程度の規模で採用しているところはまだほとんどありません。

ゆめみの組織では、チームという単位に5~7人のメンバーが所属し、1つのチームで3~5つのプロジェクトを担当しています。あらゆるメンバーが、すべてのプロジェクトをカバーできるように、業務の標準化を進め、チーム内・チーム間でのプロジェクトローテーションも行われます。

全員CEO制度なので、あらゆる意思決定をあらゆるメンバーができます。好きなチームに異動したり・希望する業務を行ったりすることが可能です。組織変更も全員ができるので、うちのチームは分裂しようとか合併しようとか、新しいチームを新設しようとか、ボトムアップで組織変更が可能です。顧客企業の要望に応えるには、このチームとこのチームが必要だという場合も、組織の壁や人事異動が困難だということはありません。自分の意思で異動できます。

顧客企業から評価されているゆめみの強みは品質とアジリティです。規模が大きくなるとなかなか難しく、動きにくくなるものですが、1000人規模でもやっていくと宣言して、そのための組織設計をしています。1年間運用してきて、組織設計の新しい手法をオープンにしながら新しい未来を創造していきたい。大企業でも使えるフレームワークにして、顧客企業に対しても変革の支援を推進していきたいと考えています。

This article is a sponsored article by
''.