電話やFAXなどのアナログ受発注をスマホやPCで行う「CONNECT(コネクト)」は、業務を効率化するだけでなくマーケティングにも大きな効果を生み出します。データを蓄積するメリットや活用について株式会社ハイドアウトクラブ 代表取締役 田口雄介さんに伺いました。

データを蓄積することにより企業のデジタルマーケティングを支援

CONNECTを利用するメリットとして、デジタルデータを活用できる点が挙げられます。受発注履歴はクラウドサーバーに蓄積されていくので、この情報をもとに受注側は出荷指示や売上分析レポートにデータを利用することが可能です。飲食店や小規模事業者など、今まで分析にまで手が回らなかったところも少なくなく、デジタルマーケティング活動に役立てることができます。

今後実装したいのが営業サポート機能です。例えば、昨年と比較して今年はこの顧客からの受注頻度が落ちています、というアラートを受注企業側に出すことで、営業担当者が顧客を訪問してフォローすることができます。また今まではメールやカタログ送付で知らせていた新商品情報やセール情報をCONNECT上でリアルタイム表示することでアップセルへつなげることも期待できます。

将来はBtoB全般をカバーするプラットフォームへ

新規事業は大企業だからこそできることも、逆に大企業だからこそ周りへの配慮で実現できないこともあります。本当にクライアントのためだけを考え、新しいサービスを作り、それを世の中の多くの人に末永く使ってもらいたい、それが大企業の立場では難しければ自分たちでやろう、という思いを持っています。

世の中のIT化は進んでも、FAX受発注に代表されるようにビジネスにおいてはアナログの部分がまだまだ残っています。現在は受発注をベースにサービス展開していますが、将来的にはBtoB関連のやりとり全般をすべてCONNECT上で完結できるようにして、より皆が使いたいと思うサービスにしていきたいと計画しています。

他社との連携も選択肢の一つです。2019年6月にはクラウド会計ソフトfreeeとの連携を開始しました。CONNECTで受注した取引をワンクリックで会計freeeに登録できるようになり、納品後も会計処理の手間が削減されます。また、受注から入金までのビジネスの流れを一気通貫することができるようになります。ほかにも在庫管理システムとの連携も進めているところです。今後はさらにデータ活用を進めたいと思っています。現在は企業の取引履歴が蓄積されているので、そのデータを分析して得られた知見を活かした良い提案ができる仕組みを構築したいと考えています。

私たちは、社会に必要なインフラを作りたいと考えています。そしてサービスが世の中に受け入れられるためには便利であることが絶対に必要です。どんなに新規性がありコンセプトが斬新でも、本質的な価値に「便利さ」がなくては、やがて使われなくなります。ビジネスの現場においてどれだけ利便性と使いやすさを提供できるかが長く愛されるために重要です。サービスをブラッシュアップしていくことで、さまざまな領域のアナログ取引業務をオンライン化するお手伝いがしたいと考えています。

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