F Ventures 代表の両角将太さんは、ベンチャーキャピタルとして創業期のスタートアップに投資するだけでなく、起業家を創出するための学生向けイベントなどの活動も行っています。可能性を持った若い世代に向ける思いや今後の展望について伺いました。

出資する条件は「諦めない人」

F Venturesは創業まもないシード期のスタートアップに出資するファンドで、現在約30社に出資しています。現時点では海外のベンチャーよりも海外に出ようとしている日本の企業に投資する方向です。その中にはBoostIOが開発するエンジニア向けのノートサービス「Boostnote」のように、既に200カ国以上で利用されているプロダクトもあります。

そのほかにeSports選手のためのマルチプラットフォーム「ePS」やクラウド在庫管理ソフト「ロジクラ」、政治家と有権者をつなげるプラットフォーム「PoliPoli」、バス版Uberの「Busket」など、今までにはない新しい領域を生み出すスタートアップに出資させていただいています。

出資するかどうかは(その人に)最後まで諦めない姿勢があるかどうかを見極めて判断しています。人柄を重視するのは、当初の事業計画が失敗しても本人が諦めなければ次の事業につなげられるからです。逆に言えば、ネガティブな考え方を持つ人は選びません。それを判断するためにSNSやインタビューなども参考にしながら起業家と話をします。現在のビジネスの話だけでなく、過去に失敗した経験や家庭環境、学生時代の部活動などの話を聞くこともあります。

若い世代のプレイヤーを増やすための場を作る

福岡市は創業特区として支援体制を整えていますが、まだスタートアップの数は多くはありません。そこで高校生・大学生に起業に関心を持ってもらえるように「TORYUMON」という学生限定のイベントを半年に1回、東京と福岡で開催しています。2019年に第5回目を迎え、東京で約300名、福岡で約200名が参加するイベントに成長しました。

起業に関心がある学生、起業家、ベンチャーキャピタルなどが交流する場を提供します。起業することが当たり前の風土を作り、起業を目指すプレイヤーを増やすのが狙いです。TORYUMONを通して、九州の学生が起業に踏み出すなど、確実にスタートアップのムーブメントが起こり始めています。

いつの時代も若い世代が新しいトレンドを作り、世の中を動かしていきます。大人の目線で見るとプライバシーの問題などから受け入れにくいものでも、高校生には流行っているコミュニケーションツールもあります。例えば位置情報シェアアプリの「Zenly」は、常に自分の位置情報を相手に共有するアプリです。このように10代、20代にしか見えない世界や価値観を上の世代は理解することが難しく、時には無意識に可能性の芽を摘んでしまう恐れもあります。そうならないように若手に寄り添いながら、同じ価値観を持って新しいサービスを一緒に作っていけるようなベンチャーキャピタルを目指しています。

画像: toryumon4th PV youtu.be

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