株式会社Clearのミッションは「日本酒の可能性に挑戦し、未知の市場を切り拓く」こと。日本酒専門メディア『SAKETIMES』を運営するほか「SAKE100(サケハンドレッド)」というオリジナルブランドを作りプレミアム商品の開発・販売にも挑戦しています。株式会社Clearの代表取締役CEO生駒龍史氏にメディア運営について聞きました。

日本酒が持つ魅力と市場可能性

株式会社Clearは「日本酒の未来をつくる」をビジョンとして掲げ、日本酒を専門に扱うメディアとEC事業を柱としている会社です。

日本酒に特化したのは2つの理由があります。まず、純粋に日本酒の懐の深さに惹かれたこと。日本酒にはいろいろな飲み方があり、どんな料理にも合います。米から作られているので日本人のライフスタイルによくなじみ、生活のあらゆる営みにフィットするのが価値だと考えています。

もう一つは、他の酒類に比べてビジネスチャンスが大きいこと。グローバル市場への展開を視野に入れたときにMade in Japanのブランド力は差別化になります。日本酒は高い品質で製造が難しく、世界から価値を認められやすい商材です。そういった点でビールやワインよりも日本酒を扱うことにチャンスがあると考えています。

2014年から、日本酒に特化したWebメディア『SAKETIMES』の運営を行っています。現在は月間約70万PV、およそ30万人が訪問する国内最大の日本酒専門Webメディアとして、20〜30代を中心に日本酒好きの熱量が高いユーザーや業界関係者にも閲覧されています。

価値のある情報を提供し存在感のあるメディアへ

メディアを開始したきっかけは、自分自身が消費者の立場として、日本酒に関する情報のわかりにくさを感じていたことです。例えば、日本酒の生産者に「この日本酒はどんな酒ですか?」と質問すると、「兵庫県の特A地区で収穫した山田錦を使って醸しています」といった答えが返ってきます。

日本酒に詳しい人であればそれは魅力的な情報ですが、普通の人には難解で理解できません。日本酒特有の情報や専門用語は深く知れば知るほど面白い反面、消費者から日本酒を遠ざけている原因になっています。

それを解決するために日本酒についての情報を網羅したインフラメディアを作りました。日本酒を作る側と消費する側とをつなぎ、隠れた魅力を伝えることで、ファンを作り、日本酒を身近に感じてもらうことを目指しています。

SAKETIMESでは専門用語を一般の人にもわかりやすいように解説したコンテンツのほか、お酒の楽しみ方や酒造りにまつわるストーリー、日本酒にこだわる店舗の紹介などを掲載しています。

他の雑誌やWebメディアでも日本酒特集などを取り上げることがありますが、それらメディアと比較すると、情報の深さと広さ、そして日本酒への理解を強みとしています。酒造りの現場へ足を運び、記事によっては酒蔵にどういう風が吹き、どのような香りがしたかまで書くこともあります。伝聞ではなく一次情報としての価値を持ったメディアだからこそ、Webでありながら、今では取材してほしいという酒蔵も増え、存在感のあるメディアに成長しました。

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