BizteXが提供するロボットはクラウド上にある。クラウドRPA(ロボティック プロセス オートメーション)の「BizteX cobit」では、AというシステムからBというシステムに入力しなおすような定型業務で、付加価値が低い作業を自動化する。例えば、Webサービスから集めてきたデータをエクセルに入力して集計するなどの日々の定型作業を記憶させ、自分の代わりに働いてもらう。
 
BizteXのサービス利用企業は現在有料無料含めて150社を超える。10名規模の広告代理店から、数千名規模の音楽関係の会社などまでが導入している。例えば、手書きで提出された社員の振込口座の登録をスキャンしてOCRで読み取り、社員情報を管理しているクラウドへログインして登録するといったことも可能である。
 
BizteXを立ち上げた嶋田氏は、もともとソフトバンクでPepperの法人向けサービスの開発や、電力小売りサービス事業の立ち上げなどに関わっていた。IT企業であっても定型の入力業務が人手で行われていることが多く、効率化できないかと考えたのが、本サービスを立ち上げるきっかけとなった。
 
同様のサービスは、社内の専用システムとして開発・提供されているが、1000万円を超え、操作が複雑なものが多い。BizteX cobitは、ITに詳しくなくても操作できるよう開発され、プログラミング知識がなくても作業を記憶するロボットをつくこともできる。利用料金が月々10万円からなので、大企業だけでなく中堅企業にも導入しやすい。嶋田氏は、今後はOCR機能の拡充、多言語化、ロボットを売買するマーケットプレイスなど、さらなる広がりを構想している。
 
単純な入力作業をロボットが引き受ける。そのシーンは着々と現実になっている。

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