「テクノスポーツで世界に夢と希望を与える」というビジョンのもと、AR(拡張現実)とセンシング技術を組み合わせたスポーツ「HADO」を展開する株式会社meleapのCEO・福田浩士さんに話を伺いました。

「HADO」は、プレイヤーが3対3に分かれAR空間で「かめはめ波」のような技を出しあい対決するスポーツです。

プレイヤーは頭にヘッドマウントディスプレイ、腕にアームセンサーを装着し、相手を攻撃できる「エナジーボール」や、ボールをブロックできる「シールド」を駆使しながら、自分につけられた羽根を守り、80秒間の得点数を競い合います。世界23カ国でプレイされており、「HADO WORLD CUP」という世界大会が行われるほど人気を集めています。

当初「かめはめ波を撃ちたい」という強い思いがあり開発したという福田さん。しかし、単純にかめはめ波を撃つだけでは「消費されて終わり」。そんなコンテンツではビジネスにならないと考え、スポーツとして広めることを選びました。

開発で一番悩んだのはハードウェア構成。「HADO」に使用するヘッドマウントディスプレイはスマートフォンを挿入してARを実現する構造です。ハードウェア自体を開発する場合に比べ、コストを大きく削減でき、フットワークの軽いビジネスが可能になりました。

現在「HADO」は店舗事業と観戦事業の2つの軸でビジネスを展開しています。

「店舗事業」はフランチャイズ制で、「HADO」を導入した世界52カ所の娯楽施設で、プレイヤーから料金を徴収し運営しています。国内では全国11ヵ所の施設があり、プレイ料金は1時間1000円(使い放題、複合エンターテイメント施設などは施設ごとに料金が異なります)。最近ではスポーツ施設、ジムなどが、新たなコンテンツとして導入するケースが増えています。

もう一つの「観戦事業」は「HADO」イベントの放映権料、協賛金が事業運営の主体になります。どちらも世界に広がりを見せており、特にアジアでの人気が高まっています。

今後の課題はプロモーション。現在、「HADO」で5試合勝ち抜けば1000万円を獲得できる「HADO BEAST COLISEUM(ハドービーストコロシアム)」を開催中。この試合の模様を同社のYou Tubeチャンネルで配信しています。

次なる目標は「メディア、特にテレビ局を動かすこと」と福田さん。「単発の取材だけでなく、レギュラー番組として1週間に一度はHADOが放送されている状態を作り、競技人口・観戦人口を増やしたい。そのためのコンテンツ作りを強化していきます」と意気込みを語ってくれました。

画像1: 「かめはめ波を撃つ」テクノスポーツで世界に夢と希望を与えるHADO

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